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危険物乙6類 模擬試験 全10問 その2 (解説付き)

乙6類の模擬試験です。

危険物乙6類 模擬試験 全10問 その2 (解説付き)

問題1
第6類の危険物の性状に関する説明で、次の選択肢のうち正しいものを全て選び答えよ
A
常温(20°C)ではすベて固体
B
酸化力が強く、可燃物と混合すると発火、爆発する危険性がある
C
比重は1よりも小さい
D
直射日光により分解する
E
それ自体は燃焼しない

(A) 第1類の危険物は酸化性の固体で、そのもの自体は不燃性である。
(B) 第2類の危険物には、水と接触しても危険性を生じないものもある(赤りんなど)
(C) 第3類の危険物のほとんどは水と接触すると危険性を生じるが、そうでないものもある(黄りん)。
(D) 第4類の危険物の大部分は比重が1より小さいが、比重が1より大きいものもある。
(E) 正解。

問題2
危険物の類ごとの性状に関する説明で、次のうち正しいものを選び答えよ。
A
第1類の危険物は、燃焼速度の速い可燃性の固体
B
第2類の危険物は、いずれも水と接触すると危険性を生じる
C
第3類の危険物は、いずれも水と接触すると危険性を生じる
D
第4類の危険物は、いずれも比重が1よりも小さい
E
第5類の危険物は、大部分が酸素を含有する物質

A第3類の危険物は、常温で固体のものと液体のものがある。
B第3類の危険物には、水と反応しないものも、水と反応して水素以外 のガスを発生するものもある。
C第3類の危険物には、比重が1より大きいものも、1より小さいものもある。
D第3類の危険物には、刺激臭を有するものがある。
E正解。

問題3
第6類の危険物の運搬にあたっての注意事項に関する説明で、次のうち間違っているものを選び答えよ。
A
第1類以外の危険物との混載をさける
B
緊急時の対応を円滑にするため、運搬容器の外部に「容器イエローカード」のラベルを貼らなければならない
C
直射日光を避けるため、遮光性のある被覆で覆う
D
耐酸性の運搬容器を用いる
E
プロパンガスを詰めた容器とともに積載する必要がある

(A) 正解

(B)正解

(C)正解

(D)正解
(E) 可燃物であるプロパンガスとの混載は避ける

問題4
第6類の危険物が関係する火災の消火方法に関する説明で、次のうち間違っているものを選び答えよ。
A
加熱により生じる可燃性の蒸気が燃焼するので、窒息消火が有効である
B
水系の消火剤が適さないものもある。
C
危険物が流出した場合は、乾燥砂をかけるか、中和剤で中和する必要がある
D
火災現場の風上で消火作業を行う。
E
炭酸水素塩類を含む消火粉末の使用はさける

(B) (C)  (D)  (E) 正解。
(A) 第6類の危険物は不燃性の液体であり、可燃性の蒸気を発生するものはない

問題5
過塩素酸の貯蔵•取扱いについての説明で、次のうち間違っているものを選び答えよ。
A
アルコール、酢酸などの有機物との接触をさける
B
容器を密封し、通風のよい冷暗所に貯蔵する必要がある
C
加熱をさける
D
容器から漏れ出したときは、ぼろ布やおがくずで吸収する必要がある
E
皮膚に触れないようにする

(A) (B)(C) (E) は正解。
(D) おがくずやぼろ布と接触すると、自然発火する恐れがある。

問題6
過酸化水素の性状に関する説明で、次のうち間違っているものを選び答えよ。
A
水に溶けやすく、通常は水溶液の状態で取り扱われる
B
純粋なものは、無色の粘性のある液体
C
常温(20°C)では分解しない
D
水よりも沸点が高い
E
リン酸や尿酸を加えると分解を抑制する効果がある

(A) (B)(D) (E) は正解。
(C) 濃度50%以上のものは、常温でも水と酸素に分解する。

問題7
硝酸の性状についての説明で、次のうち正しいものを選び答えよ。
A
j直射日光により分解し、二酸化窒素を生じて黄褐色になる
B
濃硝酸は、鉄、アルミニウムを腐食させる
C
濃硝酸は、金、白金を腐食させる
D
水よりも軽く、水に溶けやすい
E
人体に触れても無害

(A) 正解。
(B) 鉄、アルミニウムは、希硝酸には溶けるが、濃硝酸には不動態をつ くるため腐食されない。
(C) 金、白金は、濃硝酸には溶けない(濃塩酸と濃硝酸の3 :1の混合液 である王水には溶ける)。
(D) 硝酸は、比重が1より大きい(水より重い)。
(E) 皮膚に触れると、皮膚をおかす。

問題8
硝酸の貯蔵•取扱いについての説明で、次のうち適切でないものを選び答えよ。
A
直射日光をさける
B
)可燃物との接触をさける
C
ステンレス鋼やアルミニウムの容器に貯蔵する必要がある
D
安定剤として、還元性物質を加える
E
人体に触れないように注意する必要がある

(A) (B)(C) (E) は正解。
(4) 硝酸は強力な酸化剤なので、還元剤との接触は避ける。

問題9
ハロゲン間化合物が関係する火災の消火方法に関する説明で、次のうち正しいものを選び答えよ。
A
乾燥砂で覆う。
B
泡消火剤を放射する必要がある
C
ハロゲン化物消火剤を放射する必要がある
D
霧状の水を放射する必要がある
E
強化液消火剤を放射する必要がある

(A) 正解

(B)正解

(D)正解

(E) ハロゲン間化合物の消火には、水系の消火剤の使用は適さない。

(C) 第6類の危険物の消火にあたっては、ハロゲン化物を用いた消火設備の使用は避ける。

問題10
5フッ化臭素の性状に関する説明で、次の選択肢のうち正しいものを全て選び答えよ。
A
暗褐色の発煙性の液体
B
揮発性がある
C
3ふっ化臭素よりも反応性が低い。
D
還元性がある
E
水と反応して有毒ガスを発生させる

A五ふっ化臭素は、無色の液体
B正解
C五ふっ化臭素は、三ふっ化臭素より反応性が高い
D五ふっ化臭素は、酸化剤

E正解。

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