30日で覚える危険物乙4と称して作成していきます。
法令を性質は1日に複数科目。科学だけ一般的に馴染みがなくて難しいのでじっくりと解説をしていこうと思います。
法定1「危険物の分類」
危険物とは「消防法では、危険性を有する物質のうち、法別表で品名を指定し、同表の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するもの」常温で(20℃)、常圧で液体または固体です。
- 第1類は酸化性固体
- 第2類は可燃性固体
- 第3類は自然発火性および禁水性、固体または液体
- 第4類は引火性液体
- 第5類は自己反応性物質固体または液体
- 第6類は酸化性液体
法令2「指定数量について」
- 指定数量とは危険物において、その危険物を勘案して法令で定める数量のことをいいます
- 指定数量の倍数が1以上のときは危険物法令の規則を受けます
- 指定数量の倍数が1以上の危険物の取り扱い、貯蔵、運搬は市町村長等の許可が必要です
- 指定数量の倍数が1未満のときは市町村条例の規制を受けます
- 指定数量の数値は小さければ小さいほど、危険性が大きくなります
- 危険物の運搬をする場合は、指定数量に関係なく消防法の適用を受けます
法令3「危険物ごとの指定数量について」
各危険物には独自の指定数量があります。それを解説していきます
- 特殊引火物の指定数量は非水溶性、水溶性ともに50リットル。(代表的な物品 ジエチルエーテル、二硫化炭素、アセトアルデヒド、酸化プロピレン)
- 第1石油類の指定数量は非水溶性液体は200リットル(代表的な物品 ガソリン、ベンゼン)
- 第1石油類の指定数量は水溶性液体は400リットル(代表的な物品 アセトン、ビリジン)
- アルコール類の指定数量は400リットル(代表的な物品 メタノール、エタノール)
- 第2石油類の指定数量は非水溶性液体は1000リットル(代表的な物品 灯油、軽油、キシレン)
- 第2石油類の指定数量は水溶性液体は4000リットル(代表的な物品 酢酸、アクリル酸)
- 第4石油類の指定数量は6000リットル(代表的な物品 ギヤー油、シリンダー油、可塑剤)
- 動植物油類の指定数量は10000リットル(代表的な物品 ヤシ油、キリ油、アマニ油)
- 指定数量の計算方法はその危険物の貯蔵量÷その危険物の指定数量で行う(例、ガソリンの貯蔵量が800リットルであれば、ガソリンの指定数量は200リットルなので、800÷200で4倍となる)
- 複数の危険物の指定数量の計算方法はその1の危険物の貯蔵量÷その1の危険物の指定数量+その2の危険物の貯蔵量÷その2の危険物の指定数量で行う
(例 ガソリン400リットルと灯油2000リットルを貯蔵していれば、ガソリンの指定数量は200リットルで灯油は1000リットルなので、ガソリン400÷2=2倍と、灯油2000÷1000=2倍で2倍+2倍で4倍となる)