・危険物の類ごとの性状
- 第2類の危険物は着火もしくは引火しやすい可燃性の固体
- 第3類の危険物は自然発火性および禁水性の物質
- 第5類の危険物は分解もしくは爆発しやすい物質
- 第1類の危険物は分解して酸素を発生する酸化性の固体
- 第6類の危険物は酸化性の液体
・第一類の危険物の性状
- 潮解性があるものは、木材や紙などに染み込んで乾燥した場合、爆発の危険性がある
- 酸化性の固体で、強酸化剤
- アルカリ金属の過酸化物は水と反応して熱と酸素を発生させる
- 第一類の危険物で水に溶けにくいものは、少数
・第1類の危険物の消火の方法
- 塩素酸塩類の消火の方法は注水消火が適切
- 過塩素酸塩類の消火の方法は、注水消火が適切
- アルカリ金属の過酸化物の初期消火には、炭酸水素塩類を主成分とした粉末消火剤を使う
- 亜塩素酸塩類の消火の方法は注水消火が適切
- 消火には乾燥砂などを用いる
・過塩素酸カリウム
- 可燃物との混合や強酸との接触による爆発の危険性は塩素酸ナトリウムよりやや低い。
・過マンガン酸カリウム
- 硫酸を加えると爆発する危険性がある。
- 殺菌剤などとして使用される。
- 約200度で分解し酸素が発生。
- 水によく溶ける
- 赤紫色の結晶
・塩素酸塩類
- 塩素酸塩類とは塩素酸の水素原子が金属もしくは他の陽イオンと置き換えした化合物のこと。
- 有機物や木炭、硫黄、赤リン、マグネシウム粉といった酸化されやすい物質と混合したり、強酸と接触したりすると爆発の危険性が高まる。
- 加熱、衝撃、摩擦を加えると爆発する危険性がある
- 塩素酸塩類は不安定な物質
- 塩素酸カリウムは、アンモニアや塩化アンモニウムと反応し、不安定な塩素酸塩を生成し自然爆発することがある
・臭素酸カリウム
- 加熱すると370℃で分解し、酸素を発生させる
- 無色の結晶性粉末
- 加熱、摩擦、衝撃を避ける
- 有機物、硫黄、酸の混入や接触を避ける
- 水には溶けるがアルコールには溶けにくい
・過酸化マグネシウム
- 酸に溶け過酸化水素を生じさせる。
- 無色の粉末
- 水には溶けない
- 水と反応し酸素を発生
- 加熱すると酸化マグネシウムになる
・塩素酸ナトリウム
- 無色の結晶
- 水やアルコールに溶ける
- 硫黄や赤リンと混合するとわずかな刺激で爆発する危険性がある
- 容器を密栓し換気のいい冷暗所に保管